管理職に転職してみる

エンジニアは、一般社員と管理職の2つに大きく分けられる。一般社員はクライアントやプロジェクトメンバーと打ち合わせをして、システム開発の現場を担当するのが主な業務だ。一方の管理職は一般社員を統括する役割を担っている。一般社員が過重労働になっていないかを確認しつつ、正確な人員管理を行わなければ一般社員は自分自身の能力を十分に発揮することはできない。快適な環境で業務を遂行できるように指示を出すのが、管理職の重要な仕事である。管理職は、一般社員に比べて現場で業務が少ないのが特徴で、現場ほど専門知識や技術は求められない。現場で求められるレベルの専門知識を維持できなくなった場合に、管理職へ転職する人が多いのだ。
しかし、管理職でもプロジェクトリーダーとして現場で仕事をすることもある。会社によって管理職の扱い方が違うため、転職する際は注意が必要となるだろう。また、管理職は一般社員より過重労働を強いられないことも特徴だ。ある程度自分で時間を管理できるため、仕事とプライベートのメリハリをつけやすい。
管理職の采配によってプロジェクトの進行が大きく変動し、実力次第では過重労働の改善策を行わなくても快適に働けるだろう。専門知識や技術よりもプロジェクトを客観視できることや優れたマネジメント能力が求められるので、人によって管理職は向き不向きがある。管理職で現場を客観的に見て現場へ戻る人も多いので、自分のキャリアプランを考えて仕事を選んでみるのもいいかもしれない。